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三島はえほんの街その2(③暁秀高校ホームロジェクト)

前回の予告の通り、今回は「えほんの街三島」について書いていきます。
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突然ですが、みなさんは三島が文学や本とゆかりのあった街であることをご存じですか?
三島はかつて宿場町であり、多くの文豪が訪れた街としても知られています。

明治に夏目漱石と共に活躍した俳人・歌人の正岡子規や、『東海道中膝栗毛』の作者で江戸時代の浮世絵師でもある十返舎一九など
おなじみの文豪が三島を訪れたと知り、
私はとても驚きました。

 

三島大通りは川によって3つに分けられています。
その中の一つ、小中島(現在は本町)と中央町を分ける御殿川の主流となる桜川は、
三島市立図書館近くの白滝公園からの富士山の湧き水と北に離れた菰池(こもいけ)からの湧き水が合流してできています。

 

その「桜川」に沿った“水上通り”にはいくつもの文学碑が建ち並んでいます。

「水辺の文学碑」と呼ばれるそれらの文学碑は、白滝公園側から大岡信(おおおか まこと、1931年~2017年)、
宗祇(そうぎ、1421年~1502年)、正岡子規(まさおか しき、1867年~1902年)、十返舎一九(じっぺんしゃ いっく、1765年~1831年)と続き、
最後には、三嶋大社の近くにある井上靖(いのうえ やすし、1907年~1991年)の文学碑と10以上の文学碑が続きます。

 

 

このように、三島の地にかかわりのある文豪たちの名や、その作品の記述が刻まれた文学碑からそのつながりを伺うことができます。

この通りは三島大通りにほど近いため、一度は通ったことがある人が多いのではないかと思いますが、文学碑をみるためにこの通りを通る人は少ないでしょう。
白滝公園から距離は約1キロ、ゆっくり歩くと15分程度の道のりです。ぜひ一度、川のせせらぎに耳を傾けたり、文学碑に立ち止まったりしながらのんびり歩みを進めて、
三嶋大社や大通り商店街への散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

次回はそんな三島を「本の街」として再興する先駆けとして中央町商店会にオープンした2軒のお店について書いてみたいと思います。

ぜひ次回の記事を楽しみにしていてください!

(記者:みゅー)

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